幸せの国☆ブータンを訪ねて 〜 番外編 ブータン人と暮らし 〜
〜・ 幸せの国ブータン旅行記 全8編 ・〜
#1 ブータン観光 Day1 ティンプー(Thimphu)
#2 ブータン観光 Day2 ブルーポピーと出会う
#3 ブータン観光 Day3 ハの街散策とリアルブータンを見る
#4 ブータン観光 Day4 聖地タクツァン僧院へ
#5 番外編 ブータンの食べ物
#6 番外編 ブータンの自然
#7 番外編 ブータン人と暮らし
#8 番外編 旅仲間
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ブータンには、あまり道路がない。
複雑な交差点もないので、信号機もない。
クラクションが鳴り響くような渋滞もないわけで、5日間の旅路の交通渋滞は、たった2回だけ。
そのうちの1回は、このティンプー付近での牛渋滞。
ちなみに、ティンプーはブータンの首都。そう、この渋滞は大都市での出来事😅
2回目は、チェレラ峠(Chele La Pass)に向かう時、道路工事で。30分以上は待たされた気が😳
こちらは、ガソリンスタンドです。
近代的な部分は残しつつ、真ん中のショップはブータンらしい建物😊
こちらは建設中の建物。竹の足場が使われています。上階がまだできていない階は、何本もつっかえ棒みたいなのが立てられています。
工事現場で働く人の多くは、周辺諸国の方々だったりもします。
基本的に建物はブータン建築ですが、大きさや街の雰囲気はそれぞれ異なります。
ATM、美容院も、カラオケ店も、ブータンぽい建物内にあります。
ハ(Haa)より都会?のパロ(Palo)のスーパー的なお店。
これは、八百屋さん?
マーケットやスーパーなどもありますが、軒先やトラックの荷台で野菜や果物が売られていることもあります。
靴屋さん?
ジェネラルショップと書いてあるけど、倉庫にしか見えないハの街にあったお店💦
お店の看板は、基本的に木製で、カラフルに色が塗られています。
ブータンの人々はクリエイティビティに溢れているというか、男性も女性も服装がおしゃれ。伝統衣装のキラやゴに、男性は帽子、女性はアクセサリーなどをアクセントに、原色を上手く組み合わせて、ファッションセンスが光ります。
男性は帽子や靴でファッショナブルに✨
こちらは、キオスク的なスタンドでドマを買う人達。
ブータンは禁煙国です。タバコの変わりといっては難ですが、ドマという嗜好品があります。ドマは、市場などではバラバラに売っていたりもしますが、10cm弱くらいのビニールの小袋に、ビンロウジュの実と、キンマの葉に石灰が少しだけ塗られたものが数枚半分に折られて入っていて、こういったスタンドなどで売っています。キンマの葉で実を包み、口の中にいれて、かみ続けると、口の中が真っ赤になります😊
街から少し離れたところには、こんな感じの住宅街もあります。似たような建物が並ぶ様子は、日本の建売の住宅地と似ていますね😄
山の斜面や頂上付近によくあるタルチョやダルシンは、住宅の庭にもありますが、道端の木にもこんな感じでかけられていたりします。
ここは、幸せの国・・・だからかどうかはおいておいて、こんなものも建物の裏手などに自然と生えていたりします😝
その表現が正しいかわかりませんが、ブータンの人達は、みんなマニ車が大好き。
お寺の大きなマニ車のまわりには、お参りに来た人達がくつろいでいたり、
住宅街の中のマニ車のまわりでは子供達が遊んでいたり、
手持ちのマニ車は、体の一部と化しているんじゃないかという😅
街角のマニ車は通りすがりに手を伸ばせるような設置のされ方だったりします。
そして、ブータンの人々は、本当に写真が好き😝
「人を撮りに行くぞ!」というリーダーの掛け声の元に(言ってない😋)、小さなお寺に行ったときの事。
まだ見知らぬ人を撮るという行為に慣れなくて、敷地内をフラフラしていたら、
「オレ達を撮りな、おねえちゃん」的に近づいてきた二人。
そりゃもう、ドギマギしながら撮らせていただきました。
心なしか、手が震えています(それ、ブレという😅
そんなつもりはなかったんだけど、、ずーっと私のほうを見てるので、撮ってあげたおじいさん。
もうね、オジサマ達の熱い撮れ撮れ目線に、心がどうにかしちゃいそうでした😳
笑顔の可愛かったお婆さん。
ホント、ブータン人は子供も大人も仲が良い。
食後、後片付けをして、帰り際の笑顔。
これは、仲の良いお友達風の、ファッショナブルなご婦人たち。
カメラの前に突然現れて、じゃれあう子供達。
子供達を撮影してたら、「オレを撮れ」と寄ってきたオジサン。
噛みタバコのせいか、一見怖そうで、実は警戒しながら撮ってたのですが、撮った写真を見せたら、後ろで手をあげていた子供に微笑みかけていて、ブータン人の人柄を見た気がして、ハッとさせられました。
こちらは、メモリアル・チョルテンの下で、ipadで撮影中のブータン人。
・・を撮影する写真家・・を撮影する私 😛
メモリアル・チョルテンの前で、記念撮影中のご婦人。
チェレラ峠からの帰り道、途中、こんなミーアキャット・・ではなくて、ファミリーをみかけました😝
ブータンの人達は、どういうモチベーションのもとに、そんなに撮られたいのか。。
撮ったものをあげるわけでもないし、
お金をあげるわけでもない。。
たまに、「撮ってもいい?」と声をかけると、
照れてはにかんでみせたり、恥ずかしそうにする人もいるけれど、
実際撮って見せてあげると、まんざらでもない笑顔が返ってくる。
うーむ、写真を撮られるのが苦手な私には、よくわからない。。
この旅で、一番印象に残ったこと。
ブータンの人達は、他の人を否定しないという事。
ブータン3日目、地元の方々と広場でダンスやクル(ダーツ)で遊んでいた時の事。
どこからともなく軍服を着た酔っぱらいのオジサンがやってきて、
隙きあらば、輪の中に混ざろうとするそのオジサンを誰も追い出そうとせず、
クルを投げさせてあげたり、一緒にダンスを踊ってあげたりして、
まるでその存在を一切否定しないのです。。
ずっと不思議に思っていて、帰国してから、一緒に行った旅仲間の投稿を見て、
どんな人でも受け入れる心を持っている人達なのだと。
みんな紳士的というか、ただのもてなし上手なのかと思ったけれど、
理由は「他人を否定しない」心にあったのかもしれない。
レストランなどで見ていても、常に笑顔という訳ではないけれど、嫌な顔を一切みかけない。上下関係のようなものも感じない。誇りはあるけれど、エゴのようなものもない。
無理難題と思った「当日中に絵葉書300枚!」というオーダーにも嫌な顔をひとつせず、知り合いのお店に電話するガイドのサンゲイ。
思わず「無理しないでね」と言ってしまったが、ちゃんと夕方には、手元に絵葉書300枚が揃う。
老若男女問わず、皆フレンドリーで、人懐っこい笑顔を見せてくれる。男性は紳士的で、女性はたくましさがありつつ品のある美しさがある。
弱肉強食まで行かないまでも、競争社会で生きてると、
相手を尊重するレベルのしきい値がどうしても下がりがち。
電車の中で横になって寝ている酔っぱらいは許しがたいけれど、
ブータンの人達みたいにもっと他人に寛容になれたらいいなと思う。
あ、でも、ブータンの人たちは、嫉妬心はあるらしいので、
写真を撮る時は全員を、物をあげる時は全員に、
といった気遣いはしてあげましょう!😝